「半屋外のお風呂など大胆な発想で
    家族みんなが楽しめる家になりました」
成城の家
前田紀貞アトリエ・前田紀貞

成城の家 LDK全景
LDK全景
 
成城の家 2世帯を見透かす 成城の家 3世帯を見透かす

成城の家 寝室ー浴室ー外部への連続感 成城の家 半屋外のバスルーム

成城の家 極小面積で確保された”3世帯共有”のテラス空間 成城の家 幅3.8m、高さ4.5mの大開口は両開きでテラスに向かって開き、室内、室外の空間の相互の流入を容易にする

住まい心地インタビュー
――大胆にガラスを多用したオープン空間、家族のコミュニケーションにも一役ですね。
「ええ。たとえば子供が勉強していて、母親が料理をしていて、父親がテレビを観ているといったときでも、お互いに会話ができる。それぞれが違うレベルにいて、視線は合わないのに、常に気配が感じられます」

――逆にプライバシーが気になることは?
「水まわり空間や寝室も基本的にはオープンですが、娘はカーテンを閉めて使っています。お風呂は屋外でもあり室内でもある空間。バスタブも床に埋め込んでいたりとかなり変わっていますが、いかにもお風呂場という感じにはしたくなかったんです」

――こちらは前田さんのご自邸とのことですが、他の施工例にもそういったプランは?
「たくさんご提案していますが、実際に取り入れてくださる方がほとんどですよ」

――皆さんにも喜んでいただけたようですね
「ええ。すぐ慣れますし、慣れると楽しいものなんです。家づくりでは、かくあるべきという先入観を捨てることも大切。そこから楽しいプランの可能性が広がると思います」

設計のポイント

これは3世帯住宅です。もともと1世帯で住んでいたところに3世帯入ってくる計画だったわけですから、居住面積は以前に比べて相当小さくなってしまいます。このことへの解決として、間仕切り壁に主にガラスを用いることで極力閉鎖感を少なくしています。このガラスの間仕切りは外部・内部の境ともに使われており、こうすることでガラスを挟んだ両側の場所の雰囲気は視覚的に繋がりを持ってくるだけでなく、部屋の小ささも感じられず、更には光や風も有効に通過すべく計画することができます。こうして1世帯分あたり土地面積が15坪程度にもかかわらず、写真(1世帯分の写真が殆どです)でご覧いただけるような開放的で明るい住まいが可能となったわけです。

前田紀貞アトリエ・前田紀貞   
他作品・BORZOIDEVICE#9THE ROSE」「THENY-HOUSEFunes


  作品データ  
  ■場所/東京都
■区別/新築
■構造/RC造
■建坪/26.46坪
■竣工/ 1994年4月

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