「収納を充実させたオープンなスペース、
 大勢のお客様も気持ちよく迎えられます 」
階段収納の家
木下道郎ワークショップ・木下道郎
 
 
階段収納の家
コンクリートの塔が階段収納です
 
階段収納の家 階段収納の中のようす
両側に格子状の本箱が上から下までぎっしり
階段収納の家屋根はコンクリートの塔が支えているので、柱のない大空間です

階段収納の家2階テラスは入り口でもあります
いわゆる玄関はありません
階段収納の家窓枠は木でできています

 
 
住まい心地インタビュー
――以前のお住まいは?
「2世帯住宅で、両親を亡くしてからは2階だけを使っていました。明るくて気に入っていたのですが、もっと今の家族の生活に合った住まいに、ということで新築したんです」

――どんな部分に工夫がありますか?
「まず主人の本が大変多いので、それを収納できる住まいです。階段下や廊下まで収納を設けたので、十分なスペースになりました。廊下の収納部分は、外すと、ガレージから車椅子で入ってくることもできるんですよ。また、エレベーターもつけられます」

――将来を考えたお住まいですね。
「ええ。バリアフリーだけではなく、将来の2世帯住宅も考えました。1階のピットは2つの子供部屋のどちらともつなげることができ、水道、電気、ガスなどの設備を整えています」

――お気に入りのスペースは?
「2階のダイニングです。以前から2階の快適さは実感していましたが、3方をガラスにしたため周囲が見渡せて、さらに居心地よくなりました。明るく広々としていて、お客様が10〜20人見えても自由に腰掛けていただけるので大変好評です。プライベートルームが1階で、日中は2階ですべてまかなえるのも気に入っているんですよ」 
 
 
設計のポイント
東京杉並区の住宅です。仲のよい4人家族です。一人一人の空間の独立性を大切にしながらも、団欒の絶えない家を目差しました。蔵書が非常に多いという事もあって、各個室に収納付きの階段が一つずつある、不思議なプランになりました。家族みんなの空間は上階にあって、そこに個室への入り口となる階段収納がたくさん並んでいます。下におりたところが各自の個室です。主構造はコンクリートで屋根が木造になっています。自然の素材をいかした優しい空間です。

木下道郎ワークショップ・木下道郎   他作品・「Old M Cabin
 
 
 作品データ 
  ■場所/東京都
■区別/新築
■構造/RC造+木造
■建坪/133.77m2
■竣工/1997年11月
 
 
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