「使いやすい機能的な空間から生まれた時間は
 家人のペースでゆったり流れます」
K邸
アンドウ・アトリエ・安藤 和浩/田野 恵利
 
 
K邸
外観
 
K邸 内部 K邸 キッチン

K邸 リビング K邸 和室
 
 
住まい心地インタビュー
――以前の家と比べて変わったことは?
「半地下にピアノ練習室を設けたことです。今まではどうしても生徒さんの出入りが私たちの生活空間に入ってきていましたが、独立させたことでプライバシーが守られるようになりました。防音面でも安心だしこの家を建てるにあたってこだわったところです」

――他に満足しているところは?
「食器棚やカウンター下収納などのキッチン廻り、またリビングの棚が作り付けなんです。スペースに無駄がなく大変使いやすいですね。すべて楢材なので統一された感じで気に入っています。それにキッチンは対面式でダイニング、リビングへの動線もスムーズなので、何かしながら無理なく別のことができます」

――機能的で便利そうですね。
「はい。フロア的に見ても寝室と洗面室が一緒だったりと機能的にまとまっているんです。いちいち階段を上り下りせず悠々と暮らせます」

―― 一番のお気に入りはどこですか?
「リビングは天井も高く開放的な感じで気持ちがいいですね。高窓もあってダイニングや和室へも光と風を取り込めるし、なんと月もながめられるんですよ。気持ちもゆったりと落ち着いて過ごせますね」
 
 
 
設計のポイント
世田谷の住宅地にある、半地下にスタジオを持つ音楽家夫妻の住まい。南側が道路に面する傾斜地に建ち、1階居間の開口は4.2mの大型引き違いサッシで、同じ高さにある向かい側の公園の木立に向けて眺望と開放感を 得ている。居間の上部に斜に立ち上がる高窓を設け、奥へ続く食堂や和室へも十分な光と風を取り入れ、 居間の上にある物干しテラスが通りから見えない様に計画している。夫妻の要望により内外とも打放しの仕上げとし、楢材で制作した家具で住居として必要な細部やスケールに応じている。
 また、各室の北側・西側に暖房の必要のない部屋や、収納を配置して室内の暖まった空気が直接外壁に触れない様、工夫して結露防止に配慮した。敷地の東奧に小さな中庭を設け、全ての居室からそこへ視線が抜け、東側からの採光 と通風も確保している。敷地は間口8m、奥行き14mで37坪、延床面積は55坪ある。

アンドウ・アトリエ・安藤 和浩/田野 恵利   他作品・「A邸
 
 
  作品データ  
  ■場所/東京都
■区別/新築
■構造/コンクリート床壁構造
■建坪/61.16m2
■竣工/1998年8月
 
 
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